こんにちは、不倫解決カウンセラーの河村陽子です。このブログでは、高齢者夫婦関係における60代・70代の男女が抱える性への意識の違いについてお話しします。年齢を重ねた夫婦が直面するこの問題は、熟年離婚の一因にもなり得ます。お互いの気持ちを理解し、円満な関係を築くためのヒントになれば幸いです。
高齢者夫婦関係における男性の想い：「いつまでも男でありたい」
男性は年齢を重ねても、自分が「まだ男である」ことを確認したいという強い願望があります。具体的には、性的な機能を維持し、発射することで下半身の快楽を得るだけでなく、自信や自己肯定感を得たいと思っています。
しかし、60代・70代になると体力や機能の低下を感じることが増えます。勃起不全や射精までの時間が長くなるなど、若い頃とは違う現実に直面します。それでも、男性は「まだまだ現役だ」と自分に言い聞かせ、時には医薬品に頼ってでも性的な活動を続けようとします。
この背景には、性的な能力が自分の男性性や存在価値と深く結びついているという思いがあります。性行為を通じて、自分が「男」であることを再確認したいのです。
高齢者夫婦関係における女性の想い：「心のつながりを大切にしたい」
一方、女性は更年期や閉経を迎えることで、体と心に大きな変化が訪れます。生理が終わると、女性としての一つの役割が終わったと感じる方も多く、性的な欲求が減退することがあります。体の潤いが失われ、性行為が肉体的に辛く感じることもあります。
そのため、女性は肉体的なつながりよりも、心の安定やパートナーとの精神的な絆を求める傾向があります。一緒に過ごす時間や会話、寄り添い合うことで安心感を得たいのです。
また、女性は家事や育児、社会的な役割を果たす中で、多くの責任やプレッシャーを感じています。そんな中で、性行為が「義務」や「負担」として感じられることも少なくありません。
高齢者夫婦関係ですれ違う想いが生むギャップ
このように、高齢者夫婦関係において男性は「性的な機能を維持し、発射することで自分の男性性を確認したい」、女性は「心のつながりや安心感を求め、性的な関係よりも精神的な絆を大切にしたい」という違いがあります。
このギャップが、夫婦間のコミュニケーション不足や不満を生み出し、最悪の場合は不倫や熟年離婚につながることもあります。
例えば、男性が性的な関係を求めても、女性がそれを拒否すると、男性は自尊心を傷つけられたと感じるかもしれません。一方で、女性が無理に応じると、心身ともに疲弊してしまいます。
高齢者夫婦関係のギャップを埋めるためのヒント
お互いの気持ちを理解する
まずは、お互いが相手の立場や気持ちを理解しようとすることが大切です。男性は女性の体や心の変化を受け入れ、無理に性的な関係を求めないようにしましょう。女性は男性が抱える不安や欲求を理解し、コミュニケーションを取る努力をしてみてください。
コミュニケーションを深める
性の問題はデリケートで話しにくいかもしれませんが、避けていては解決しません。お互いの気持ちや考えを正直に話し合うことで、理解が深まります。時には専門家に相談するのも一つの方法です。
新しい関係性を築く
性的な関係だけが夫婦の絆ではありません。一緒に趣味を楽しんだり、旅行に出かけたり、新しい共通の楽しみを見つけることで、心のつながりを深めることができます。
私からのメッセージ
10年以上にわたり不倫解決カウンセラーとして活動してきた中で、多くの高齢者夫婦が性への意識の違いから生じる問題に悩んでいることを知りました。しかし、お互いを思いやり、理解し合うことで、関係を修復し、より深い絆を築くことができるのです。
年齢を重ねたからこそ分かること、感じられることがあります。これまで一緒に歩んできたパートナーとの関係を、もう一度見つめ直してみませんか？
詳しくは動画でお話ししています
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最後に
高齢者夫婦関係における性への意識の違いは、決して珍しいことではありません。大切なのは、その違いを理解し、お互いに歩み寄ることです。小さな一歩から始めて、より良い関係を築いていきましょう。