不倫はいつかは必ず終わりがくる、とよく言われますが、実際にはどのようなきっかけで終焉に向かうのでしょうか。また、「不倫の期間」は人それぞれで、驚くほど長いケースもあれば、あっという間に終わる場合もあります。日本では近年、不倫が大きな社会問題となり、メディアでも盛んに取り上げられるようになりました。実は私、不倫解決カウンセラー 河村陽子(YouTubeチャンネルはこちら)が、不倫をめぐるさまざまな事例を調べていると、「不倫の期間」に注目している方が非常に多いことに気づきました。そこで本記事では、不倫の期間について詳しくご紹介しながら、その背後にある理由や早期解決のポイントを解説していきます。
不倫の期間は本当にさまざま──平均どのくらい続くのか
不倫の期間は、人によっては1年未満の“短期決戦”のようなものもあれば、10年以上にもわたってズルズルと関係を続けているケースまで、本当にさまざまです。実際、私不倫解決カウンセラー 河村陽子は、11年間で8,500件以上の相談を受けてきたなかで、何千組もの不倫に関わるカウンセリングを行ってきました。その膨大なデータをもとに、多くの方が「どのくらい続く不倫が多いのか」を知りたがっているということがわかっています。
統計では、“最も多い不倫の期間トップ3”として、まず3位には「10年以上続く長期不倫」が挙がります。特に、結婚前から関係が始まり、そのまま結婚生活に突入してしまうケースや、子育ての忙しい時期に配偶者が外に居場所を求めてしまうケースなど、発覚時にはもう10年近く経っていたという事例は珍しくありません。一方で、2位には「1年未満」の比較的短期間の不倫関係が入り、そして最も多いのが「3年程度」の不倫関係なのです。
第3位:10年以上続く不倫の期間──なぜそんなに長引くのか
10年以上もの長期にわたる不倫関係は、発覚した瞬間に配偶者に大きなショックを与えます。結婚生活がそこそこ安定していて、子どもがある程度大きくなっているケースも多いため、「まさか長年裏切られていたとは」という怒りや、人生を返してほしいという喪失感を抱くパートナーが少なくありません。
とくに奥様側の声として、「私が子育てや家事に追われている間に夫は他の女性と楽しんでいたのか」「結婚前からつながりがあったなんて許せない」というものがよく聞かれます。10年以上の不倫の場合、当人同士も“いつか本気になるわけでもなく、惰性で続いてしまっている”パターンが多いようです。相手の存在が生活の一部になり、あえて清算する理由もタイミングも見失ってしまうのでしょう。
私河村陽子のカウンセリングでも、こうした長期不倫においては、相手女性(もしくは男性)が配偶者の存在を知らないケースすらあったという事例もあるそうです。そんな状態で子どもも大きくなり、夫婦の生活に大きな波がなくなると、不倫関係の長さには拍車がかかります。長く続くほどに、いざ別れようとしても感情的な負担が大きくなり、「今さら引き返せない」という思い込みも生まれやすくなってしまうのです。
第2位:1年未満の不倫の期間──燃え上がりやすいが発覚もしやすい
一方、1年未満であっという間に終わってしまう不倫の期間も、決して見逃せない要素があります。最初の3か月から半年くらいは、当人同士が“燃え上がる時期”に当たるため、既婚者であるにもかかわらず大胆な行動を取りがちです。たとえば、スマホを手放せなくなっていたり、必要以上に外泊や飲み会が増えたり、身だしなみへのこだわりが急激に強まったりと、パートナーから見れば「あれ?何か変だな」と感じる変化がたくさん現れてきます。
急に配偶者への態度が冷たくなったり、家でのスキンシップを拒むようになったりするケースがとても多いようです。妻の場合は「今日は体調が悪い」「生理が長引いている」と言い訳をして夫を遠ざける、夫の場合は妻に対して言葉が乱暴になり、些細なことで怒り出すなど、相手への興味をまったく示さなくなります。結果的に、パートナーにいち早く感づかれ、追及されて1年以内に関係が破綻する不倫も多いのです。
ただし、不倫を早期に発覚させて関係を絶ったとしても、一度壊れた配偶者の信頼を元に戻すのは並大抵のことではありません。「相手のせいかもしれない」「私にも至らない部分があったかもしれない」と考えてしまう人もいますが、自己犠牲の気持ちが強すぎると、かえって問題の根本が見えなくなることもあります。できるだけ早い段階で事実を把握し、冷静に話し合うためにも、何かしら“不倫しているかもしれない”という兆候を感じたら専門家に相談するなど、早期対策を取ることが重要でしょう。
第1位:3年程度の不倫の期間──ずるずる続きやすい最大の要因
私河村陽子のカウンセリングデータによると、最も多い不倫の期間が3年前後です。なぜ3年という数字が多くなるかというと、当初は“燃え上がり期”の情熱があっても、1年が過ぎると日常生活と並行して付き合っていることに慣れてきます。すると関係自体が安定し、多少のケンカやトラブルがあっても“今さら別れるのも面倒”と考え始めるのです。
特にシングルマザーとの不倫やダブル不倫(相手も既婚)の場合、「お互いの家庭が落ち着いたら別れよう」とか「子どもが独立したら本気で一緒になろう」など、あいまいな約束を口にしながら関係を継続させてしまうケースがよく見られます。お互いに夫婦仲が悪くレス状態が長引いていると、不倫相手とだけは心身の結びつきを持ち続けられるため、そこに“情”や“同士感”のようなものが生まれやすいのです。その結果、解決するタイミングを失って3年も4年も継続してしまい、気が付けば深刻な状態に陥ることもあります。
不倫の期間がいずれ終わるとわかっていても、放置は危険
実際、不倫は永遠に続くものではありません。あくまでも“バーチャル恋愛”の側面が強いため、何らかのきっかけで必ず終わりがやってきます。問題は、そのタイミングを当人たちがコントロールできるかどうか、そしてどのように終わらせるかです。10年以上も続いてしまった不倫などは、周囲や家族にも大きな精神的被害を与えますし、短期不倫であっても、一度壊れた夫婦関係を修復するには長い時間が必要となります。
家族という現実の絆を一度壊してしまうと、元の形に戻すためには双方の努力が欠かせません。河村陽子さんによれば、「夫婦問題は夫婦だからこそ起きるもので、必ずしも一方だけが悪いとは限らない」。つまり、夫婦それぞれが自分の至らなさを振り返ったうえで、再構築に向けた話し合いをすることが重要だということです。もしも「離婚や別居しか道はない」と思い詰めていても、専門家の視点を取り入れることで思いもよらない解決策が見えてくるかもしれません。
不倫の期間を短縮するために──動画で学ぶ具体策
「不倫の期間」をどうにか短縮し、早期解決へつなげるには、第三者のアドバイスを取り入れたり、当事者同士が冷静に話し合える場を設けたりすることが大切です。とくに、不倫解決カウンセラー 河村陽子が提供しているYouTubeチャンネル(こちら)には、多くの具体的な事例や解決策が紹介されています。たとえば、不倫をしている側、されている側の心理状況から始まり、家族としてどうやって関係を修復していけばいいのか、実際のカウンセリング経験に基づいたリアルなアドバイスが多数公開されています。
「【不倫の期間】不倫をする妻や夫は平均どのくらい不倫をするのか?」という動画では、三つの期間が代表的な例として紹介されているだけでなく、それぞれに対して具体的にどのような問題が起きやすいのか、どの段階で発覚するのか、どうやって対処すべきかなどが詳しく語られています。短期間でも長期化していても、必ずやリスクは存在しますし、解決に向けて行動を起こすタイミングを見極めることが肝心です。
まとめ──不倫はいつか終わるからこそ、今から対策を
不倫はいずれ終わるものだとわかっていても、実際に長く続けば続くほど、大きな代償が伴います。たとえ1年未満で終わったとしても、夫婦間の信頼が一度壊れると、再構築には多大なエネルギーが必要です。10年以上にわたるケースでは、あらゆる場面で「取り返しのつかないことをされた」と感じる人が多く、離婚や別居を選択することも少なくありません。3年前後という一番多い不倫の期間に該当する方も、そのままズルズルと長期化し、深刻な状況に陥る可能性を考えておくべきでしょう。
不倫の期間を長引かせず、早期解決へと進めるためには、専門家のアドバイスやカウンセリングを活用する方法が非常に有効です。一人で抱え込んで悩み続けると、問題はますます複雑化しがちです。私河村陽子のYouTubeチャンネルをはじめ、夫婦関係や不倫問題に特化した専門サービスを活用することで、状況を整理しながら家族としての在り方を見直すきっかけになるかもしれません。
もし今まさに、不倫をされて悩んでいる方や、不倫をやめたいけれど踏ん切りがつかない方がいらっしゃるなら、まずは情報を集め、現状の把握に努めることが大事です。「不倫はいつか終わる」という言葉をただの慰めにせず、実際に行動に移すことで、家族の未来や自分自身の幸せを守ることができるはずです。動画やカウンセリングを参考に、ぜひ今からでも不倫の期間を断ち切るための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。